【CBX750F ACジェネレータ・テンショナー】
CBX750F系で良く拝見する破損パーツです。
症状としてエンジン腰下から異音が発生します。
特にエンジンスタート時が激しく、高回転になるほど異音が消えるのであれば疑った方が良いでしょう。
これはジェネレータを駆動するチェンのテンショナーの付根が金属疲労等で
折れてしまい、スプリングの反動で押し出された部分がミッションギヤーに
接触して異音が出ます。
このまま放置しておくと接触による削れが進み、テンショナーを押さえる軸と
スプリング等がミッション内を暴れる様になります。
最悪のケースではギヤーに挟まって、ギヤーの破損及び、走行中での急な
エンジンロックにより転倒事故が発生してしまいます。
左の画像を見ると解ると思いますが、ギヤーと接触している部分が削れています。
交換処置がもう少し遅かったら、完全に削れてスプリングや軸が飛び出し、ギヤーに
挟まれて大事に至っていたと思います。
左が新品パーツで右が折れたパーツです。
エンジンを降ろして、クランクケースを割れば交換出来ますが、
いづれにしても大変な作業を要します。