【CBX750Fのクラッチ分解とディスク交換】
1の内周にあるスナップリングを専用工具を使って外してから、2のプレートを除去して
3のプレッシャーベアリングを取り外す。
ギヤを6速の状態にしてスプロケットを専用工具で固定するか、三つ叉状の工具を画像にある3ヶ所の
溝に填めて固定してから27mmのソケットレンチを使ってナットを取り外す。
締め付ける時はトルクレンチで7.5kg〜8.5kgにて締め付ける。
ナットが外れたら左画像の2つの円で囲まれたパーツを外す。
更にプレートが2枚出てくるので取り外しをおこなう。
外したプレート
大きめのドーナツみたいなプレートを外す。
左の画像にある右の部品を取り外す。
なお右の部品はセンター部分が分離するので注意しましょう!
まぁ、外れても組立は簡単です。
**これがバックトルクリミッターです。**
クラッチディスク及びクラッチプレートを取り外します。
クラッチプレートは5枚、クラッチディスクは6枚あります。
クラッチディスクのパッド部分の厚さが3.1mm以下の場合は交換が必要。
クラッチプレートとクラッチディスクを外した状態の画像。
ここまでは作業不要ですが、折角なので外してみました。
クラッチアウター自体も外す場合、クランクをレンチ等で廻して4番シリンダーのピストンが上点に
来る様に移動する必要があります。
あとはクラッチアウター自体を奥・手前に何度か移動させると中心にあるカラーが出て来ますので
、それを抜き取ればアウターが外れます。
取り付け時は画像の上側にある溝がエンジンの外側を向く様に取り付けます。
クラッチアウターの奥側にあるスプロケットを外した状態が右の画像です。
クラッチアウターを取り付けたら奥側のスプロケットと接合する必要があるので、黄色枠内に見える
スプロケットをドライバー等で少しづつ廻しながら、クラッチアウターを押しつけると、どこかでカチって
音がしてスプロケットと接合します。
あとは取り外したパーツを取り付けるだけです。
クラッチディスクを取り付ける時は、内周の溝部分にディスクの出っ張り部分をセットします。
なお新品のクラッチディスクを使う時は、必ずミッションオイルを塗布しておいて下さい。
これを忘れて組み込んだ後、直ぐにクラッチを操作すると一発でお釈迦になる可能性が大です。
くれぐれも、お忘れなく。