【ＣＢＸ７５０Ｆ　悩まされたオイル漏れ】

ＣＢＸでエンジンを分解した直後、必ずと言って良いほど同じ場所で悩まされる。

シリンダーヘッド部のボルト固定の際に規定のトルクで締めてもオイル漏れが発生。

ガスケットは新品にしているのだが、いつもこの付近からオイル漏れになる。

１番及び２番シリンダーの間にあるボルトと、１番側の外側のボルトを強めに締め付ける必要がある。

クランクケースを割ると、決まってシール不良が発生してオイル漏れになる。

上下のクランクを接合する際、ミッションとシフトチェンジャーの噛み合わせ段階で

ケースが微妙に動いてしまう為、シール不良が発生する様だ。

規定のボルトで強めに締め付けるとネジがバカになってしまったので、通常より

長目のボルトで締め付けている。

中央と下側にあるボルト２本はケースの上部にネジが顔を出しており、そこにフランジナット

を付けて締め付けている。

多分、外した際の問題だと思うのだが、取り付け部分のプレートが変形し、シールが

噛み合わなくなってオイル漏れが発生した様だ。

万力などを使って矯正したが、今度はオイルパイプの付け根部分に歪みが生じて

しまった様で、オイル滲みとなった。

部品摂り用に購入したエンジンに運良くパイプが付いていたので、速攻で交換して修復完了である。