【CBX750F ステムの給脂 】

直進走行中にハンドルのブレを感じたので、ベアリング類の給脂を行う事にした。

実施後はハンドルのブレが治まった気がする。

高速走行をしてブレなければOKとなるからだ。

 

【作業準備】

ステムを一度外す必要があるので、ハンドル関連を外しておく必要がある。

サービスマニュアル上ではフロントタイヤ、フォークを取り外す事になっている

が、ステムのアンダー部の受けを交換しないのであれば、外さなくても作業は

可能なので、やってみると良いだろう。

今回は、横着方式で実施した。

 

【必要な工具】

六角ホールセットキー 6mm、5mm、8mm

サスペンション等を変更する工具(レバーみたいなもの)

30mmのソケットレンチがメガネレンチ

プラスドライバー

必要に応じて新品パーツ

汎用グリース

パーツクリーナー

ウエスかティッシュなど

 

【作業開始】

このトップのボルトを外すのが結構大変であるが、CRC556を吹き付けて

バーナーで炙ってから作業すると割りと簡単に外れる。

 

トップブリッジを外すと、こんな感じになっている。

この時、上側のナットの溝に爪が引っかかっているので、マイナスドライバー

等で外側に広げておく。

 

こんな工具を使うと簡単に外す事が出来る。

 

これが外したパーツ類だが、結構汚れているのでパーツクリーナー

等で洗浄しておく事を推奨する。

 

トップのベアリング関連であるが、同じ様に洗浄&グリスアップを行う。

 

トップ部を排除したステム。

 

フォークを固定しているステムのボルトを緩めて、ステム自体を下側に

下げると一連の作業が可能になるが、インナーを傷つけない様に注意

しながら下ろしましょう。

グリース類を塗布しておいて、また組み付ける時に脱脂すれば良いです。

 

古いグリースを洗浄した状態です。

見た目には綺麗ですけど。

 

一応、新品のベアリングに交換する事にしました。

古いベアリングを使う場合も同じですが、内側にグリースを充填する様に

塗りつけておきましょう!

 

ステムシャフトに取り付けたら外周にもグリースを塗ります。

あとは上部にステムを押し上げます。

 

外周付近も洗浄してからグリースアップします。

もし受けを交換するのであれば、下側から専用工具で打ち抜き、

ベアリングレリースで打ち込めば交換出来ます。

 

ベアリングを取り付けますが、ベアリングにグリースアップしておきましょう。

こちらのベアリングは下側のベアリングの様に内側に充填する様な空間

はありませんので、周辺塗布だけで良いでしょう。

 

ベアリングの受けを取り付けます。

ここまで来たら、フロントフォークを下げてトップブリッジを取り付けます。

次にハンドルを取り付けて微調整を行った後、緩めたり外したボルトや

ナット類を締め付けて完了となります。

 

 

それではチャレンジしてみて下さい。