【EX−300 キャブレター点検・清掃】

  

  

 

インバーター・出力部の上部に見えるボルト2本を外し、下部両側にあるボルト2本を外します。

 

2本のコード(白・黒)と緑色のコネクターを外します。

 

エンジン停止・運転・始動レバーを一番下に移動しておきます。

 

  

ナット2個を外してカバーを外します。

 

キャブレターを外す前に各チューブの接続を確認し必要に応じてメモしておきましょう!!

 

  

カバーを外した状態の画像です。

通常ならキャブレターが外れるハズですが、インテーク側のガスケットが固着して外れない事があります。

自分の場合はポンププライヤーを使って外しましたが、ガスケットは断裂しました。

 

キャブレターを外した状態の本体側の画像です。

画像では分かり難いですがガスケットの端が剝離しています。

  

取り外したキャブレターで、右画像は上部から撮った画像です。

右画像の中心付近にあるのがスロージェットで、その手前にスプリングを挟んだボルトがあります。

このボルトを外す前に現在の状態から軽く抵抗を感じるまで締め込んだ回数を記録して下さい。

このボルト位置がズレるとエンジンが停止しなくなったりします。

 

キャブレターの真下にあるボルトを外すとチャンバーカバーを外す事が出来ます。

長年エンジンを始動していない時はブローバイガスの様な異臭が漂いますの換気に注意して下さい。

 

フロートの中心から吐出しているパイプ状に対して横に付いているのがメインジェットです。

フロートを固定しているシャフトはカシメられている様で抜けません。

無理に抜こうとするとタワーを損傷する可能性がありますので御注意を!!

 

 

  

上がメインジェットで下がスロージェットです。

メインジェットは完全に貫通しますが、スロージェットは途中に突起があって貫通しません。

荷札の針金等を使って清掃すると良いかも知れませんが、太いのを使ったり何度も上下に通すと

穴が大きくなってエンジン不調の原因になりますので、やり過ぎに御注意を!!

 

  

自分のはガスケットをダメにした為、1mmの汎用シートから切り出しました。

透明のプラ板みたいな物をキャブレター側に接触させてマジックで型取りした後、それをベースに

汎用シートから切り出して、ドリル(2mmから6mmまでサイズアップ)で両側の穴を開けました。

中心部はコンパスの様なカッターを使って切り抜きました。

 

キャブレターを組み立てた後、バラした手順の逆手順にて組み付けを行います。

 

序でに燃料ホース類を全て新品交換しちゃいました。