【MTX200R LED化】
MTX200Rの電力消費を抑える目的でウインカー前後とテールをLED化する事にした。
3チップLED(SMD)を13個装着(39LED)したLEDバルブを入手した。
左がウインカー用で右がテール用である。
このまま装着するとハイ・フラッシャー状態になってしまうので、リレーをLED対応リレーにするか
ICリレーに変更する必要がある。
LEDに不良が発生した場合、ノーマルのバルブを使う可能性もあるので、出来れば80W以上に
対応したリレーに交換される事をお勧めする。
それからMTX(水冷)シリーズだけかも知れないが、ウインカー回路が偏屈になっており、LED対応の
リレーに交換しても、LED化をすると、左右どちらを選んでもハザード状態になるので、回路の変更が必要になる。
上図は標準の回路図であるが、単純に見てもウインカー警告灯を経由して反対側のラインに電流が流れる
為、LEDによるバルブ負荷が下がるとハザードになってしまう。
ノーマルバルブで何故反対側が点滅しないかは回路図の説明が必要になるので割愛する。
そこでLED化に向けて改良した回路図が上図である。
下記項目がノーマルウインカー灯を改良する過程である。
メーターのバルブ等をまとめているカバーを外し、ウインカー灯のコードを引っ張り出す。
ウインカー灯から6cmぐらいのところで両方とも切断し、ダイオードのプラス側を接続する。
ショート防止に熱収縮チューブを使う事をお勧めする。
ダイオードのマイナス側2本を束ねて、ウインカー灯の片方のコードに接続し、熱収縮チューブで保護しておく。
ウインカー灯の残る片側を水温計の緑コードに接続するが、端子自体に半田が乗らなかったので
コードの途中の被覆を剥がして、そこに半田付けをする。
ここはビニルテープ等で絶縁しておく。
最後にハーネス専用テープでコード類を束ねれば完了となる。