【MTX200R 腰上分解】
今回はエンジンを降ろした状態での記録である。
エンジンを実装した状態とエンジンを降ろした状態での画像を併用しています。
シリンダ側とラジエター下のホースを外しておきます。
フレームとシリンダとを固定しているステーを外します。
ヘッドカバーの前後にあるナットを外します。
あとヘッドカバーに取り付けられているホースを外し、プラグを外しておきます。
必要であれば裏側の清掃をすると良いでしょう。
ヘッドカバーの横にあるATACカバーを外して、堆積したカーボン類を削ぎ落とした画像である。
ヘッドを装着した状態で実施する場合は、奥から手前に掻きだす程度に留めておくと良い。
スプレーを吹いたりするとシリンダ内部に入り混んでしまう可能性がある為である。
5個のナットを外してシリンダーヘッドを取り外すが、取り付ける時は星マークを描く感じで徐々に締めつける事。
ヘッドを外すとEX側にナット2個が見えるので、この2個を取り外す。
あとはシリンダ外側のナット2個を外せば、シリンダを外す事が出来る様になる。
画像はリードバルブを外してある。
シリンダを外す前にATACバルブを覆っているカバーをめくっておきます。
これは屋外で作業した時の画像である。
シリンダ内壁とピストンに縦傷が無いか確認し、爪がひっかかるほどの傷がある場合はペーパーがけすると
良いと思うが、あまりにも酷い場合はオーバーサイズピストンの準備とシリンダのボーリングを行う必要がある。
ピストンをシリンダに挿入する際に丸印にある部分に上下のリングの継ぎ目を合わせます。
インシュレータを固定しているボルト4本を外すとリードバルブも外せますので、必要であれば
チェック&清掃をすると良いでしょう。