【MTX キャブレターメンテナンス】

 

キャブレターの分解を行いましたので記録します。

作業中は火気に注意して下さいね!

 

【作業に必要な工具】

プラスドライバー

マイナスドライバー

10mmスパナ

6mmスパナかプライヤ

ラジオペンチ

 

【作業工程】

作業をする前にフューエルラインをOFFにします。

 

タンクからキャブレターに接続されているフューエルホースをキャブ側から外します。

クリップが付いているのでラジペンでずらしておきましょう!

 

次にエアーフィルター側のバンドを緩めましょう!

 

キャブレター上部のキャップを外し、ピストンを抜きます。

切りかきが長い方が手前で短い方が奥側になります。

 

キャブレターとインテーク部接合部の10mmナットを外します。

 

キャブレター下にあるホースを抜きましょう!

取り付ける際にはオイルホースが上に来る様に取り付けます。

あと反対側にもホースがあるので抜きましょう!

 

キャブレターをエアークリーナー側にずらしながらインテーク部と分離させます。

 

画像の様にキャブレター右側を下に向けてガソリンを抜きます。

ガソリンタンクに戻すと良いでしょう。

 

キャブレターの下側にある2本のボルトを外します。

 

左右にある浮きみたいのがフロートになります。

 

画像のドライバーで示しているシャフトを抜きます。

 

フロート、シャフト、バルブ(弾丸みたいなもの)の3点を取り外したところです。

このフロートやバルブが変形したりしていると、オーバーフローを起こしてガソリンが漏れる原因となります。

 

指で示している部分が詰まると、エンジンが冷えている時にチョークを引いても

エンジンが始動しにくい状態となりますので、貫通させておきます。

 

  

左画像の黄色の丸の内、上部がメインジェット、下部がスロージェットになります。

右画像は左からメインジェット・ホルダー、スロージェット、メインジェットです。

小さな穴が開いていますので、細い針状のもので詰まっていたら掃除します。

 

あとは逆の手順で組み立てるだけです。

 

【キャブレター調整】

分解される時にストップスクリューとエアースクリューを右に回して何回転するか記録しておけば

スクリューを外しても基本的には元の状態に戻せます。

もし忘れてしまった場合は、下記の手順で調整すれば良いです。

 

画像の真ん中付近にあるボルトがストップスクリューで、左側にあるのがエアースクリューになります。

両方とも締め付けてからストップスクリューは1回転半、エアースクリューは1回転戻します。

大体はこの状態でエンジンが始動可能なので3分ほど暖気運転を行います。

 

では調整です。

ストップスクリューを回してアイドリング回転を2500回転くらいになる様に設定します。

次にエアースクリューを5度づつ左に回してエンジン回転が一番上がるポジションを見つけます。

2500回転以上になりましたらストップスクリューを調整して2500回転をキープします。

そして同じ様にエアースクリューを5度づつ回して最高回転になる位置を探します。

これを数回実行すれば調整は完了です。

 

チャレンジされる方は、がんばって下さい。