【ミニッツ MR−03】
ジャイロ取付 FET交換 インディビジュアルオイルダンパー Life仕様化
フロント廻りを筆頭に全体の設計が見直されたMR−03が発売になった。
今までの様にAMやAD仕様は無くなって、2.4GHz仕様のみとなっている。
シャーシ中心部分より前側にジャイロがオプションで追加出来る様になった。
姿勢制御を目的にヘリや飛行機系に使われていたのだが、RCカーでジャイロを搭載するのは初かも知れない。
微妙なステアリングの変動をキャッチして補正してくれる優れものである。
秋葉原に行った時、偶然にも在庫があったので購入した。
左画像はパッケージに入っているもの全てで、右画像は追加購入したパーツ類である。
パーツはジャイロ、LM/MM用とRM用のサスプレート、タイロッドセット、スプリングセットである。
標準仕様はワイド:MM仕様だった。
パッケージ内にナローに変更するパーツと、RMモーターケースが入っているので好みによって変更すると良い。
底部の画像である。
一般的なミニッツのホィールと一緒に撮影した事によって、ジャイロユニットが如何に小さいか判ると思う。
前部裏側のビス2本を外して間に挟んでいるプレートを外す必要がある。
このプレートの中にフロントスプリングが入っているので飛び出さない様に注意が必要である。
丸で囲ってある軸を外すのだが、手前側がビス状になっているのでドライバーで緩めた後で引き抜く。
サーボ側の上蓋を外す為、ビス4本を先に外しておく必要がある。
ジャイロの基盤部分を下にして○印の部分に挿入し、ビスで固定する必要がある。
しかしビスが1.2mmと非常に小さいので精密ドライバーを別途に用意しないと締め付け出来ない。
ジャイロから出ている3本のコードのワイヤリングは画像を参考にすると良い。
取り外したパーツを全て取り付けてから、最後に画像の丸印部分にコネクタを接続する。
これでジャイロの取付は終了となる。
FETの交換 3010 → SP8M4へ
社外品のモーターで、京商のVモーターより出力が大きいモーターを利用する時、状況によっては
標準のFETを交換しないと出力が出なかったかったり、時にはFETが焼けて基盤を損傷する事がある。
初代のミニッツに比較して2段階の改良がおこなわれ、2.4GHz仕様になった時から、FETに3010
が利用されており、そこそこのモーターはカバー出来る様になっている。
最近、3010より倍近い出力特性を持つSP8M4が人気になっており、メーカー保証を切ってでも換装
する人がチラチラ見受けられるし、沢山のHPでも紹介されている。
さて今回購入したMR03に関しても例外なく、FETの換装をすることにした。
この画像はMR03に装着されている基盤である。
今ままでの2.4GHz用基盤と比較すると配置がかなり変更になっている。
裏面(右画像)はFETの右側にチップ抵抗が2個あるだけだが、換装に関しては大して難しくはない。
が、表面(左画像)に関しては実装されている手前側のFETの左下にプッシュスイッチが配置された事により、
交換の際には細心の注意が求められる。
換装後の表面の画像で、もちろん裏面も換装してある。
懸念した通り、プッシュスイッチとの間隔が狭い為に、細めのハンダゴテを使っても少々汚い配線になった。
フロントをアルミ化
イーグル模型からアルミパーツが発売になったので購入してみた。
この組み合わせだと車高調整をイモビスでおこなう事が出来るのだが、アルミサスアームの
形状が微妙に違っている為に標準状態で車高が下がり気味となってので矯正が必要の様だ。
またトップカバー部分にはジャイロ実装時の凹みが無いので加工が必要になりそうだ。
アンダー部のアルミが発売になったので、こちらも交換してみた。
ナックルもアルミ製(KM企画製)に交換し、タイロッドはカーボン製である。
タイロッドは+1度でトーインがかかるハズなのだが、なんとなくトーアウト気味になっている。
バッテリーはLiFeを搭載して交換出来ない状態にしてみた。
LiFeの性質上、追加充電が可能だから。
R246製の純正でなくイーグル模型のLiFeを購入したのだが、純正と比較して容量が大きいので
形状も一回り大きい。
金具外してケースを加工しないと取付出来ないのである。
バッテリーホルダーは内側の突起部分を削れば良い。
ケース下部には奥側と手前側とでバッテリーの境界があるが、イーグル製を実装する場合は画像の様に
境界部分を完全に削り取る必要がある。
オプションでLiFe搭載時用のウエイトが発売になっているが、こんな感じになってしまうので取付は不可能である。
MR03のWide仕様専用のオイルダンパーがR246から発売された。
ダンパーには3種類のスプリングが付属しており、強度を変える事によってステアの効きを調整出来る。
スタビライザも付属しているのだが、これに関しては効果が不明である。
取付にはキット標準のケースカバーである必要があって、アルミが無駄となった。