【ユーザー車検の体験談】

 

自分が所有するCBX750Fにて、練馬陸運局でユーザー車検にチャレンジした時の記録である。

なお平日しか行われないので、注意が必要である。

毎年5月頃に来る税金を納めていない人は車検場の窓口で支払い可能だが、結構時間がかかります。

税金を納めたのに証明書を紛失した人は、車検場にて発行&確認が出来ないので

地元の役所に行って発行して貰う必要があるので注意して下さい。

 

 

検査時の車体状況

・購入時からマフラーのエンドが無かったので、汎用のサイレンサーを取り付けたが、排気音が

大きかったのでエンビパイプを差込んで金属用パテで隙間を埋めて流用した。

・ハイスロットを取り付けてあるが、ケーブルが長いこともあって帯バンドで結束。

・スリムスィッチの配線が長く、取り回し上で影響が無い様に帯バンドで固定

・ブレーキ及びクラッチが別タンク式マスターのまま

・キャリアー、トップケースは搭載したまま

・オイルパンのクラックを溶接にて密封&塗装

これ以外は全くのノーマル状態で挑んだ。

 

車検 2ヶ月前

車検の内容、ユーザー車検の実施方法に関しての情報収集を開始。

 

車検 1ヶ月前から車検1週間前ま

集合管から標準のマフラーに戻す作業を実施。

アップハンドルからノーマルハンドルへ変更

点検記録簿に基づく点検の実施

オイル交換、ブレーキパッド交換、タイヤ交換を行う。

ヘッドライトの掃除、バルブの交換を実施。

規定の車高及び車幅の範囲に入る様に調整&確認

エンジン周辺のオイル漏れ&滲みの修復作業

サスペンションのオイル漏れチェック

余計な配線の隠密作業

 

車検1週間前

インターネットにて午後に予約を実施

 

車検前日

車体からバッテリーを外して新品バッテリーに交換。

一応、完全充電を行っておいた。

 

車検当日 家を出る前に

当日必要なものを準備。

車検証

自動車税納税証明書

点検記録簿

自賠責保険証

バインダー(あった方が便利)

印鑑は本人の自筆であれば不要。

 

車検当日 車検場にて

受付時間の1時間前にテスター屋に行き、ライト調整を実施して貰う。

車検場に行き、B棟の2番目の窓口で必要書類を30円で購入。

隣接する窓口で税金、検査料を支払い、収入印紙を貼る。

 

A棟に行き、入り口付近のユーザー車検専用窓口前にて申請書類を作成。

走行距離を書く欄があったので、一時中断して現走行距離を確認しに戻る。

以下の3種類の申請書の作成を継続。

・継続検査申請書

この書類だけは、エンピツで楷書にて記入する

・自動車重量税納付書

・自動車検査票

 

この他に車検証、自動車税納税証明書、点検記録簿、自賠責保険証を添付して窓口に提出。

係員が書類をチェックして各所に確認印を押印し、4番検査コースに行けと言われる。

 

A棟を出て車両に乗り、検査場へ移動する。

なおヘルメットは着用しなくても良い。

必要書類はバインダーに挟んで、シートとタンクの間に差して移動した。

 

車検当日 検査直前の車体チェック

4番ゲート付近に車両を止めて、検査官に書類を渡すと、車体チェックが開始される。

フロントに廻って、ライトの上下点灯、方向指示器、ホーンのチェック。

リヤーに廻って制動灯、方向指示器のチェック。

ハンドルの取り付け状態、左右レバーの遊びをチェックされる。

マフラー、別タンク式マスター、ハイスロ、リヤーキャリア&テールボックスについてはノーチェック。

ハイスロにした為、スリムスィッチを着けていたが、その配線が帯バンドで固定されているか

チェックされた。

目視にてエンジン周辺、フロントサスのオイル漏れ、ブレーキオイルの漏れチェックを実施。

目視によるタイヤの状態をチェック。

特にハンマーらしきもので緩みチェックは無かった。

また点検記録簿は見る気配すらないので、白紙でもOKかな?

 

集合管やマフラー交換している人は、ここで音量チェックが行われるが、JMCAの適合を受けて

いないマフラーや、触媒仕様車は触媒が無いと即効でアウト。

 

車検当日 検査ラインにて

検査ラインは自動車用を使っているので、バイクの場合は左右の2ライン使えるので

同時に2台のバイクのチェックが可能。

ただし排ガス規制を受けている車体については、右のラインを走行する必要がある。

CBX750Fは排ガス規制前の車体なので左のラインを進む。

 

車検当日 ブレーキ検査

フロント、リヤーの順で行われるが、電光掲示板の指示に従ってブレーキをかける。

測定器は、ゆっくり回転するドラムで、検査時に車体が沈む感じになるが、

ブレーキ性能が正常であれば、車体が浮き上がる感じになる。

検査が終了すると元の位置に戻る。

 

車検当日 排ガス&重量検査

入り口と出口の中間付近で車重チェック、Noxチェックが行われるが、自分は通過。

 

車検当日 ライト検査

出口付近でライトテストが行われる。

右脇から検査マシンが出てきて、掲示板に検査中のランプが点灯。

同時にエンジン回転を6000rpmまで上げて光量を稼ぐ。

(掲示板に上下、左右の表示が出る)

 

が・・・・両灯ともNGとのこと。・・・はて? テスター屋で何したの?

一旦外に出てドライバーでライト向きを調整。

2回目の検査で左OKとの表示だが、右が上向きとのこと。

また調整して3回目の検査で、まだ上向きとのこと。

検査官に1cm下げなさいと言われ、ボルトを半回転締める。

4回目の検査でOK。

 

外に出て検査官に書類を渡して印鑑を押印して貰う。

 

車検当日 合格後に。

A棟の窓口に書類を渡して最終押印を貰い、2つ隣の窓口に提出。

わずか1分で車検証とステッカーが発行された。

あとは古いステッカーと張替えて完了である。

最後に缶コーヒーを飲みながら一服

 

車検当日 感想

到着から検査場を出るまでの所用時間は40分程度であった。

慣れれば20分も夢ではないだろう。

あとライト検査だが、ネイキッドの場合、検査中に調整も可能かも知れない。

 

車検当日 検査後

コンビニのコピーサービスにて車検証と保険証のコピーを撮り、車両に積載した。

バイクの場合は、原本でなくコピーの車載でもOKとのこと。

 

車検当日 テスター屋で調整したのに不合格になったと思われる理由

調整は車体に跨った状態で実施されるのだが、ヘルメットや荷物を下においていた。

検査時は保管場所が無いので、リヤーボックスに入れて挑んだ為、結果的に後部が

重くなりライト光軸が上向きになったと思われる。

ただテスター屋で、かなり調整されたので事前調整していなかったら、4回でも受からな

かったかも知れない。