【ゼルビス ステムへのグリスアップ】

ゼルビスを購入してから一度もチェックをしていなかったので実施する事にした。

あまりに酷い場合、グリスがグリスとしての役目を果たせなくなっている事がある。

なお今回の作業はフォークを取り外さない横着版である。

本来はホィール、フォークを外しての作業となる。

 

【作業】

まず邪魔なハンドル部分を外す。

 

ステムボルトのキャップを外す。

 

キャップを外した時に見えるナットを外す。

 

  

12.7mmのソケットレンチで30mmのソケットを使用する。

 

この様に外れる。

 

  

トップブリッジのサイドにあるボルトを緩めて、トップブリッジを外す。

 

  

大きめのナットが二つあるが、爪でロックされているので爪を広げて取り外す。

下段のナット状のものは、右画像の様な工具で外す。

 

  

見た感じではグリスとしての機能はしているが、粘度が低下していたので

パーツクリーナーで洗浄した。

 

上から並べた状態。

 

  

アンダーのベアリング部も古いグリスを落として、新しいグリスを塗布する。

また受け側にも塗布しておく。

 

  

トップ側の古いグリスを落としたあと、新しいグリスを塗布する。

 

ベアリングをグリス漬け状態にして更にトップを取り付ける。

 

  

キャップをして大きめのナットを取り付ける。

ここまで来たら残るパーツを取り付けるだけである。

 

【注意点】

*一度、ハンドルとトップブリッジを外す為、知らないうちにケーブル類の配線がブリッジの

外側と内側とで変わってしまうことがある。

*ジャッキを使わなくてもフロントが外れる事でフロント側が浮いた状態になるが、ステムを

再度填める際にフロントを持ち上げつつ、シャフト出ししないといけない。